乾燥肌で使いたい保湿化粧水の選び方

乾燥肌の方が保湿化粧水を選ぶ場合には「どこまで化粧水で保湿ケアを目指すか」が大事なポイントとなるでしょう。もともと洗顔後の肌を整える役割がメインですし、内容の8割程度が水分で成り立っているのが化粧水の特徴です。それだけに乾燥肌の方が化粧水だけで保湿ケアを行うのはどうしても限界が出てくるので美容液、乳液、クリームでのケアも念頭に入れたうえでの製品選びが求められます。広い視野のもとで検討していきたいところです。

セラミドの生成を促す化粧水がおすすめ

保湿化粧水の選び方

まず保湿成分ですが水分の含有量が多い分油溶性のセラミドとは相性がよくありません。

 

実際この保湿成分を配合した化粧水はごく限られており、ほかの保湿成分をうまく補っていく必要があります。

 

これも化粧水だけで保湿ケアをカバーできない理由のひとつですから、美容液、クリームなどでセラミドを補うことを前提にして化粧水に含まれている保湿成分をチェックしていきましょう。

 

なお、乾燥はセラミドの生成量が不足または減少しているのが原因で起こることが多いため、単に外から不足している分を補うだけでなく生成を促すケアも効果的です。

 

たとえばライスパワーNo.11はセラミドの生成を促す働きがあるため、化粧水でセラミドを補うことができない分をこの成分でカバーすることができます

 

セラミド以外の保湿成分といえばコラーゲン、ヒアルロン酸が代表格として上げられますが、どちらも分子量が大きく洗顔後のカサつきがちな肌に補っても浸透しづらい難点を抱えています。

 

そのためナノ化の技術でサイズを小さくするなど浸透性を重視して配合されている化粧水のほうが適しています。

刺激のない保湿化粧水を選ぶこと

保湿化粧水の選び方

肌への刺激に気をつけることも乾燥肌の保湿化粧水選びの大事なポイントです。

 

洗顔後はもっとも肌が敏感な状態ですし、もともと乾燥している肌から水分の蒸発を防ぐ皮脂やセラミドが汚れと一緒に洗い流されてしまっている状態です。

 

肌質やバリア機能の状態によっては刺激に配慮した保湿化粧水であっても肌に負担がかかってしまうことがあるのです。あくまで自分の肌に使っても問題ないかどうかを最優先に考えた上で選んでいきましょう。

 

この点は実際に試してみないとわからないので難しい部分もありますが、トライアルセットもうまく活用しつつ確認しましょう。

 

化粧水でしっかり保湿を行っておけば美容液の負担が少なくなるうえに有効成分が浸透しやすくなります。

 

その意味では保湿ケア全体を左右するといってもいいほど重要な位置づけにあるともいえるわけで、自分の乾燥肌に相応しい保湿化粧品をしっかりと選んでいきたいところです。

保湿化粧水の成分 セラミドの効果と特長

保湿成分の中でもとくに重要といわれるのがセラミドです。単に保湿成分としてだけでなく肌のバリア機能を維持する上でも非常に大きな役割を担っているため不足するとシミやシワ、たるみといったトラブルの原因になってしまいます。

セラミドは水分を溜め込む働きがある

セラミドの効果と特長

このセラミドは細胞間脂質の一種に分類される成分で、角質層において全体の構造を維持する役割を担っています。

 

角質層では無数の角質細胞が整然と層を作って並んでいます。セラミドはこの細胞の間に存在して結びつける働きを持っているのです。

 

この働きがしっかり機能することで角質層全体の構造が維持され、細胞同士の隙間に水分を抱え込むことができます

 

一方で紫外線をはじめとした外部からの刺激が奥にまで達してしまうのを防ぐバリア機能を発揮しているのです。

 

しかしそんなセラミドは30歳前後から老化の影響とともに減少していきます。40代になると20代の頃の半分以下にまで減ってしまうといわれており、その影響で角質層の構造に乱れが生じてくるのです。

 

セラミドが不足したために細胞同士の結びつきが弱まり隙間が開いてしまうとそこから水分が逃げ出して蒸発してしまいます。さらに紫外線などの外部からの刺激が隙間を通って奥にまで入り込んでダメージをもたらしてしまうのです。

ライスパワーNo.11はセラミドの生成を促す

こうしてみてもいかにセラミドを補うことが大事なのかがうかがえるわけですが、化粧品に配合されているセラミドにはいくつかの種類があります。

セラミドの種類 特徴
ヒト型セラミド(原材料) 人間の肌に含まれているセラミドと同じ構造のセラミド
植物セラミド(原材料) こんにゃくなどの植物から抽出されたセラミド
セラミド2・セラミド3(成分) 水分保持機能に優れたセラミド
セラミド6U(成分) 角質層の構造を修復するセラミド
セラミド1(成分) バリア機能の改善に役立つセラミド

ただ注意したいのは細胞間脂質というだけあってもともと油分になじみやすい油溶性であることです。

 

そのため水分が8割以上を占めることが珍しくない化粧水とは相性があまりよくないため、保湿化粧水には配合されていないことが多いのです。

 

ですから保湿化粧水を探す場合にはセラミドだけでなくコラーゲン、ヒアルロン酸といった他の保湿成分も意識して製品をチェックしていく工夫が必要です。

 

なお、ライスパワーNo.11のように体内でのセラミドの生成を促す成分が配合された保湿化粧水もあります。

 

セラミドを意識して化粧水を使用する場合にはこちらの観点からも選んでみるとよいでしょう。

化粧水の効果を高める上手な使い方

化粧水は使い方によって効果に大きな差が出てくるアイテムです。もともと水分量が多いのでムラなく塗付していくのが難しいうえに洗顔後で敏感な状態になっているので肌に刺激を与えることなく塗付していく配慮も必要だからです。いくら低刺激な化粧水を使っても塗付する際に摩擦の刺激を与えてしまっては意味がありませんから、ただしい使い方を心得たうえで賢く化粧水のメリットを引き出していきましょう。

化粧水は手で温めてから塗付

化粧水の使い方

摩擦の刺激を防ぎ、ムラなくなじませていくためにはまず化粧水を手に取ったらすぐに顔につけるのではなく少し時間をおいて温めましょう。

 

肌の温度に近くなればなるほど肌になじみやすくなるのでほどよい時間をおいたうえで塗付した方が使いやすいのです。

 

朝のケアではどうしても時間に迫られてしまいすぐにつけてしまいがちですが時間の余裕を持ったうえでこの使い方のコツを実戦してみましょう。

 

塗付する際には左右の頬と額にまず乗せたうえでそれぞれの部分を広げていく形でなじませていきます。

 

1ヶ所に乗せてそこから全体に伸ばしていこうとするとどうしても乗せた部分の近くと遠い部分としてムラが出てきてしまいます。

 

3ヵ所、乾燥が気になる方は小鼻や顎にも乗せて全体へと広げていくよう心がけましょう。

 

乾燥肌や年齢肌の場合、肌の凹凸に化粧水をしっかりなじませることができるかどうかも大事な部分です。目元、ほうれい線、口元、鼻の周りの起伏がある部分といった塗りにくい部分も忘れずにカバーしていきましょう。

塗付しにくい部分はコットンで

化粧水の使い方

化粧水の使い方ではコットンと手のどちらがよいのかがよくテーマになります。

 

乾燥や刺激が気になる方は手で行った方が負担をかけずに塗付できるでしょう。

 

ただ先ほど触れた塗付しにくい部分やとくに入念に浸透させたい部分はコットンにつけて押し当てる形で使うと効果を高めることができます

 

このあたりはケースバイケース、実際に使ってみて化粧水がしっかり肌になじんでいるかどうかを踏まえながら判断していきます。

 

そして最後に手のひらを肌に押し当てるハンドプレスを行います。手のひらで肌を密閉させつつ化粧水を浸透させていくイメージで優しく押し当てていきましょう。

 

この段階で化粧水が足りないなと思ったら手のひらに化粧水をとったうえでハンドプレスを行いましょう。

 

塗付する際に何度も肌を擦ってしまったり、全体に塗るまでに時間がかかってしまうようなケアはNGです。洗顔後の敏感な肌を素早く整えつつしっかりとなじませることができるかどうか。

 

慣れが必要ですが正しい使い方を身につけていきましょう。